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いい家とは

「良い家」の条件で基本は、『長く住まうこと』だと考えています。長く住まうことは、経済的であり、長く住める家は、その価値も上がります。
また、住む人にとって、居心地が良い、ストレス(使い勝手が悪い等)がない、などが長く住まうことにもつながり、色々な意味で、『長く住まう』ことは基本です。

日本の家の平均寿命は、約26年といわれ、住宅ローンの期間より短く、欧米とは比べものになりません。環境問題を考えても、資産価値を考えても、もったいないはなしです。
昔は、築100年の家など結構あったでしょうし、日本最古の木造建築である法隆寺は、1300年以上です。

これは、一つには、意識の変化が考えられるかもしれません。戦後、高度経済成長をむかえ、物質的には豊かになり、使い捨てが多くなりました。家にも使い捨ての意識が、働いているのかもしれません。モノに愛着をもち、大事にすることで、長く使い続けることが出来るはずです。


愛着をもてる家づくりに、意識を変えることが必要ではないでしょうか。癒し、スローライフ、ロハスなども、この方向性といえるでしょう。
一方では、物質的な豊かさばかりでなく、精神的な豊かさへの追求ともいえるかもしれません。

愛着がもてるには、家に対するこだわりも必要です。
ただし、家の価格の安さにだけ、こだわりをもつと、家を建ててしまえば、家に対する愛着も時間と共に薄らぐでしょう。
住環境の居心地の良さなど、住み続ける上でのこだわりが必要です。また、建てる側にもこだわりが必要で、メンテの容易さ、時間の経過と共に風合いが増す素材、飽きのこないデザインなど考えないといけません。
もちろん、しっかりとした基礎・構造の家を建てることが、前提です。


「1/fのゆらぎ」をご存知ですか。
自然界にあるものは、すべてが一定ではなく、不安定にゆらいでいます。この不安定さが人に心地よさを与えます。小川のせせらぎ、そよ風、木の木目、手作り品、モーツアルトの音楽などは、1/fのゆらぎの法則にあてはまり、癒しの効果があるといわれています。
人の脈拍などの体のリズムも、一定でなく1/fのゆらぎです。

家でいえば、新建材より自然素材といえるかもしれません。新建材には良さもあり、否定はしませんが、自然素材を見直しても良いでしょう。
例えば、無垢の木に含まれるフィトンチッドは、癒しの効能があります。無垢の木は、収縮による反り・たわみもありますが、人に心地よさを与え、味わいのある素材でもあります。

すべてを自然素材にといっているわけではありません。自然素材を嫌いな方は、あまりいないでしょうが、費用もかかります。一部だけの自然素材の活用や、また、住まわれる方には新建材が良い場合もあり、決めつけることは出来ません。
ただ、家づくりにあたって、「住み続ける上でのこだわり」が重要だと考えています。『家に愛着やこだわりをもち、長く住まうことができる家づくり』。
そのために、お客様のこだわりを大事にし、またプロとして様々な情報を提供し、一つひとつの素材を吟味した家づくりを目標としています。